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2019年2月10日日曜日

皆生大会惨敗の記録~初心者がロングの大会で失敗しないために~㉗

初めて出場したロングのレース「全日本トライアスロン皆生大会」の失敗をたどる記録㉗
~最終回~


大会の総括④大会運営について


初めて出場したロングのトライアスロン大会に出場した記録を綴ったシリーズ。27回目にしてようやく最終回です。

たった1日のレースをどんだけ引っ張ってんだよと突っ込みが入りそうだけど、それだけ多くの気づきと学びがあったので、もし出場を迷っている人がいたら参加してほしい。

迷っている時点ですでに出場できるだけの実力があると思う。5kmも走れない人は最初から選択肢にトライアスロンは入ってこないし、迷いがあるということは「できるかどうかわからない」くらいは実力があるからだろう。

そういう状況であるならば、迷ったままの状態では何の学びも得られない。出場して、それがたとえ失敗だったとしても、筆者のように27回シリーズでブログの記事を書き続けられるくらい、得られるものは多かったのだから、迷う時間がもったいない。


さて、話を本題に戻すと、大会の総括の最後は大会運営についてです。


これに関しては、ただ一言「感謝!」しかありません。

約900人が出場した大会を運営するにあたり、4000人のボランティアが参加してくれたとのこと。選手1人につき4人がお世話をしてくれた計算になる。本当にたくさんの方々が、声をかけてくださり、気にかけてくださっていた。

スイムでは、たくさんのライフセーバーの方々が選手の安全を守ってくださっていた。

バイクでは、交差点のたびにボランティアの方が誘導してくれた。140kmのコースを一度も道を間違わずに走り抜けられたのは、彼ら、彼女らがいてくれたから。

さらに、エイドステーションでは、各ステーションで20人を超える人が、次々と押し寄せる選手に水や果物を配り、ボトルの補給を手伝ってくれた。さらには冷水を頭や体にかけてくれたほか、氷が欲しいと言えばすぐに出してくれた。

他にも、空になったボトルを回収し、それを洗浄・保管して来年の大会に向けた準備をするなど、きっと選手の見えないところでもたくさんの仕事があったことだろう。

ランでは、具合の悪くなった筆者のために、駆けずり回って氷を探してきてくれた。さらに様々な声掛け、アドバイスを頂き、そのおかげで再び走りだすことができた。


あの暑さの中、早朝から夜まで関わってくださったボランティアの方々、本当にありがとうございました。


そして、それだけの大所帯というか大規模運営組織を機能的に回していた運営本部の皆様。4000人以上の人間を動かす大変さ、すごさは想像がつかない。
また、それだけの人をたった1日集まったその日に動かすノウハウは、ほかの色々な仕事やプロジェクトを進める際にも応用が利くと思う。

さらに、大会の運営には行政からもお金が下りていたと想像する。

大会の参加費が3万9000円。900人が支払ったとして、約3600万円の予算では、きっと全然足りないと思う。

だって、ボランティアの皆さん、全員お揃いのTシャツ着てたよ。1着1000円だとしても、4000人で400万円!

このほか、一人ひとりのお弁当や飲み物だけでも1人1000円以上はかかっただろうし、4000人を輸送するバスや車、さらに、棄権した選手の回収や救急体制の手配など、とても選手の参加費だけでは大会は回っていないと思う。

これだけの規模で、しかもこれだけの長い間、出場した選手の満足度の高い大会を運営してこられた実行委員会の組織づくり、代替わりしても受け継がれるノウハウは、有形無形の価値を地域にもたらしていると思う。

ぜひ、これからも大会を運営し続けてほしい。


そして、最後に。

次は「絶対に完走する!必ずリベンジに行く!」

ことを宣言して、このシリーズを締めたいと思う。



ここまでお読みいただき、ありがとうございます!

人生、曇り時々晴れがいい。

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