2019年3月4日月曜日

薪ストーブのメリットとデメリット12 剪定枝の片付けをする季節になりました。

薪ストーブ歴10年の筆者が、雪国山形の住宅街で薪ストーブを使って分かったメリットとデメリットをお伝えするシリーズの第12弾。

今年は何だかすごく春が早いみたいで、もう、田んぼや畑からは雪がなくなってしまいました。今日は剪定枝の片付けをしていました。そこで今回は、剪定枝の片付けについてお話しします。畑持っていない人も必読の内容になるよう努力します。


1.剪定とは
2.剪定枝の片付け
3.もう一度言います。焚きつけ必要性について。
4.腱鞘炎には気を付けて


1.剪定とは

剪定は、木をしっかりと成長させるために、木の枝の一部を切り落とすものです。春になって葉っぱが出てきたときに、密集しすぎてすべての葉っぱに太陽の光が当たらなくならないように、間引くことですね。

通常は、1月~3月上旬にかけて行われ、雪が解けた3月中旬以降にこの枝を片付ける作業が待っています。

ただ、今年は雪解けが非常に早いので、3月に入ったばかりだというのに、剪定枝の片付け作業を始めることになりました。

我が家は、元々が専業農家だったということもありまして、自家消費用とはいえ10本ほどの木があります。リンゴやナシ、柿にさくらんぼ等々。これらの剪定枝は、とっても使い勝手の良い焚きつけになります。


2.剪定枝の片付け

剪定枝は大きなものですと、腕くらいの太さの枝を切り落としています。その場合は、太枝から生えた細い枝を一つ一つ落としていく必要があります。この細い枝も、剪定ばさみで切り落とせる程度の太さのものから、鋸が必要なものまで様々です。

このため、太い順にひとつひとつ処理していくわけですが、時々変なテンションがかかった枝があると「バシッ」っと顔に当たったりして痛い思いをすることがあります。

目に入ると大変なので、必ずサングラスか防塵メガネをかけています。
また、枝を切り落とした後の鋸の刃が勢い余って指に当たって切ったこともあります。

これらの事故に気を付けながら作業を進めるわけですが、この作業、実に地味です。しかも、結構な本数があるため、1日ではとても終わりません。

ただ、筆者はこうした地味~な単純作業が意外と好きでして、まったく苦にならずに作業を進めていっています。冬の間使う剪定枝がこれで出来上がると思えばねぇ。

この剪定枝、それぞれを切り離していって、太さも長さもバラバラの枝がたくさん出ます。これを集めて束にします。細い枝は短いものもあるので、余計な枝が地面に落ちていないか、きっちり探し出して束にします。

この束を、我が家では長さ35センチに統一して一本一本切りそろえていきます。切りそろえるには、枝切り機という道具を使いますが、その昔は一本一本剪定ばさみで処理していました。

それをちょうど一束くらいの量でひとくくりにします。このひとくくりの剪定枝で大体2週間~3週間くらい焚きつけとして使えます。我が家はこの束を大体毎年15くらい作ります。


3.もう一度言います。焚きつけ必要性について。

過去の記事でも記載しましたが、焚きつけは重要です。これが無ければ火は起きません。
ガスバーナーで強引に火をつけるなら別ですが、小さい炎を大きく育てていくことも、薪ストーブの楽しみの一つです。

このための焚きつけ作り(=我が家では剪定枝の片付け)なのですが、この焚きつけが無くて困っている人がかなりいます。薪ストーブを導入する前には、ここまで気が回らないからでしょう。しかも、ストーブ屋さんも薪なら販売できますが、焚きつけは安い割には手間が非常にかかるのであまり販売していません。

焚きつけの準備は大丈夫ですか?といった問いかけをしっかりとしてくれるストーブ業者さんは、お客さんの薪ストーブライフをトータルで考えてくれている人です。一方で、何の問いかけや提案もない業者さんは、売ることだけを考えているのかもしれません。


4.腱鞘炎には気を付けて

この剪定枝の片付け、「農家じゃないからすることないよ」と思われるかもしれませんが、農家に手伝いに行った代わりに処理した枝を分けてもらって帰ることもできます。

大都市にお住まいで、車をお持ちでないなら別ですが、地方都市に住んでいて車があるなら、ぜひ、こうした作業を体験してみてください。

苦労して作った枝や薪を燃やす炎は、とっても愛おしいものです。

ただ、腱鞘炎には気を付けてください。一日中剪定ばさみを使い続けると、握力がなくなってきます。欲をかかずにほどほどに頑張ることが大切です。


ここまでお読みいただき、ありがとうございます!

人生、曇り時々晴れがいい。



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