初めて出場したロングのレース「全日本トライアスロン皆生大会」の失敗をたどる記録⑤
トレーニングを始めて2週間。
順調に体重が落ちてきていた。
最初の1週間で2kgの減量に成功。次の1週間はほぼ横ばいだったが、確実に筋肉がついてきている。筋肉は脂肪より比重が重いから、体としては締まってきたはず!
はじめは30回しかできなかった腹筋も、20回2セットをこなせるようになってきた(微々たる進歩!)
でも、こうしてちょっとしたことができるようになることが気持ちいい。
少しずつではあるが前に進んでいる実感がある。
2週間の練習量は、Swim2km(やべえ)、Bike200km(結構乗った)、Run30km(自分としてはまずます)。
このほかジムでの筋トレを2回。日々の補強練習は続けている。
順調に来ていた練習。しかし、落とし穴が待っていた。
5月20日。
この日は、朝から薪割り。我が家の冬を暖めてくれる薪ストーブにくべる薪を作っていた。
我が家で作る薪は、直径が40センチほどの大きさの木を使う。玉切りしたものを薪割り機に乗せるだけで一苦労だ。
1棚分ほどの薪を作ったところで、そいつはやってきた。
鈍い痛みが背中から腰にかけて走る。最初は気のせいかと思った。しかし、作業を続けていくと徐々に痛みが増してくる。
・・・来た。来てしまった。いつか来ると思っていた天敵のぎっくり腰だ。
すぐに整形外科に行った。先生からは「軽いぎっくり腰ですね」との診断。やっぱりだ。
軽いは言え、立っていることはもちろん、あおむけに寝ることもできない。
理学療法士の指導を受けながら、診察初日からリハビリを始める。
ここの整形外科は、スポーツ選手に特化したサービスを提供していて、部活でけがをした中高生たちがたくさん来ている。そんな子供たちに交じって40過ぎたおっさんが腰をイテテテ・・・とか言いながら伸ばしている光景は、小さいころにあんな大人にはなりたくなかった姿そのものだった。
ここで腰と、2年前に肉離れした左のふくらはぎのリハビリを行う。
腰のリハビリは、あおむけになって骨盤の脇から(腹斜筋と骨盤の間のくぼんでいるところ)親指を5センチくらいめり込ませてインナーマッスルをほぐすという荒業。痛い上にこんなんで大丈夫?と思っていたら、ほんの5分ほどであおむけで寝てても腰が痛くないくらいに回復。すげぇ・・・と感心した。
さらに、ふくらはぎは変な治り方をしてしまったため、筋肉が凝り固まっていてちょっとした疲労で金断裂を再発しかねない爆弾となっている。この凝り固まっているところをゴリゴリとされ、激痛に悶絶しながら治療を重ねること1週間。
ようやくトレーニングを再開できるようになった。
ここまでお読みいただき、ありががとうございます。
人生、曇り時々晴れがいい。
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