2019年2月21日木曜日

薪ストーブのメリットとデメリット10 薪が無い!?

薪ストーブ歴10年の筆者が、雪国山形の住宅街で薪ストーブを使って分かったメリットとデメリットをお伝えするシリーズの第10弾。

このシリーズもいつの間にか10回目となりました。

今日は、お題というわけではないのですが、今年の我が家の薪事情についてお話しします。

1.薪の種類
2.薪購入
3.減りが早い
4.薪が無い!?


1.薪の種類

今シーズン、我が家が自前で準備した薪はプラタナスの木。2017年の12月頃に庭木の剪定をお願いしている造園屋さんからいただいた木です。結構な太さと量があり、ホクホク顔で薪づくりにいそしんだんですが、薪としてはそれほど優秀ではありませんでした。

プラタナスは、よく街路樹として見られます。アーミー服っていうの?陸上自衛隊の方とかが来ている迷彩色のような木肌が特徴です。

その街路樹を切り倒した時に出た太い幹の部分が多かったのですが、かなりの木が枯れかけていて、直径40センチの木もその中心部の直径30センチが空洞なんてこともかなりありました。だから切り倒したんでしょうね。

最終的に薪棚に準備できたのは、7棚分くらい。ちょっと・・・というかかなり足りません。


2.薪購入

このため、今シーズンは薪を購入することを決めました。
割安と聞いていた某薪業者にお願いして、5万円分の薪を購入。長さはバラバラながら、大体45センチくらいが中心。30センチの薪換算で5棚~6棚分くらいになりました。

自分で準備した薪と合わせると12~13棚。このほかにも、1棚分くらいは針葉樹の廃材を頂いたのがあったので、これで今シーズンは十分間に合う。なんなら1、2棚余って来年に持ち越せるかも、などと甘い考えを持っていました。


3.減りが早い

しかし、誤算が2つありました。

まず、購入した薪、これはたぶん薪割をして1~2か月くらいしかたっていないのではないか、と思えるような乾燥していない薪でした。

プラタナスは夏に準備していたので、この薪を11月から使うわけにはいかず、購入した薪を最初に使い、無くなったら自分が準備した薪を燃やそうと考えていたのですが、それよりはるかに乾いていない薪でした。

妻は「二度とこの業者は使わない!」と激怒していました。まあ、値段の割に量が多いので質については仕方ないところです。このあたりについては、また別の機会に詳報します。

仕方がないので、自分が準備したプラタナスから燃やすことにしました。多少なりとも乾燥させれば購入した薪も燃えるようになるでしょう。

しかし、半年くらいしか乾燥させていない薪。燃えはするのですが、熱量が足りません。仕方なく空気をあまり絞らずに焚いていました。

このため、ものすごい勢いで薪が減っていきました。これが2つ目の誤算でした。

元々、広葉樹の中では密度が高くなく、薪の「もち」が良くなかったというのもあるのでしょうが、当初、2月末くらいまでは持つだろうと思っていたのですが、1月20日過ぎには7棚を燃やしつくします。

想定より1か月以上早く購入した薪を燃やし始めることになりました。


4.薪が無い!?

購入した方の薪も、乾燥が十分ではないので、結局空気を絞らずに燃やすしかありません。こちらも想定よりかなり早いペースで薪が燃えていき、1か月で約半分がなくなりました。1か月に2.5棚分を燃やした計算です。

これから3月を迎え、日も長くなってくるので、薪の消費量は減るでしょうが、もう残りは針葉樹の廃材を合わせても3棚くらいしかありません。

非常に心細い気持ちになります。

もちろん、別の業者を含め薪を新たに購入すればいいのですが、我が家の家計では新規購入という選択肢は厳しいです。

電気を使うエアコン暖房や蓄熱式の暖房器なら、こういう気持ちになることは無いでしょう。寒いならスイッチを入れる。暖かくなったら切る。使った分の電気量は翌月に請求が来て口座から引き落とされるだけです。

薪が無くなりそうになると感じるこの心細さ。まるで貯金を使い果たしたような沈んだ気持ちになります。

この点は、薪ストーブライフのマイナスポイントですね。


とりあえず、少しでも長く薪を持たせるため、外出前と寝る前は薪を追加しないことにしました。


ここまでお読みいただき、ありがとうございます!

人生、曇り時々晴れがいい。


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