2019年2月7日木曜日

皆生大会惨敗の記録~初心者がロングの大会で失敗しないために~㉖

初めて出場したロングのレース「全日本トライアスロン皆生大会」の失敗をたどる記録㉖


皆生大会の総括③ラン


残念ながら、ランは全体の4分の1くらいしか走っていないので、きちんと完走した方みたいなことは書くことはできない。

けれど、いくつか重要な気づきと学びがあったので、ここで共有しておきたい。


まず、鳥取県の位置。日本を東日本、西日本と分けると、西日本にある。山形からは約1000km。経度としは、県庁所在地の山形市は東経140.324557度。米子市が133.329214。

おお、調べてみると7度も違うんだ。

・・・何をいきなり?と思われるかもしれないが、これ、かなり重要な違いです。

これだけ経度が違うと、日の出と日の入りの時間が違ってくる。

この日の日の出は、米子市が午前5時03分なのに対し、山形市が午前4時27分。
日の入りはは、米子市が午後7時22分なのに対し、山形市は午後7時02分。

ネットで調べた数字だと30分だけだったけど、体感としてはもうちょっとずれていたような感じがあるなぁ。

何が言いたいかというと、米子市と山形では約30分日中の時間がずれているということ。日中の時間がずれるということは、日中の最も暑い時間帯も違っているということです。

ランで具合の悪くなっていた午後4時ごろというのは、山形だとだんだん夕方に近くなってきて、気温が下がってきている時間。でも、鳥取はまだまだ気温が下がらない時間帯になる。

実際、気象庁のデータを調べてみても、この日の米子市は、午後4時10分に気温が31.7度だったのに対し、10分後の午後4時20分には32.3度と再び上がっている。30度を下回ったのは、午後5時50分になってから。

このため、気温が下がってくることを前提に、少々厚着になってもいいか・・・とランへのトランジットで準備していたことは、間違いだったということ。もう少し暑さが続くことを前提にしなければいけなかった。

西日本に住んでいる方なら気にしなくてもいい話だけど、東日本に住んでいるひとは結構体内時計が狂うので影響が出ると思う。もちろん、旅行などで訪れるだけなら気にならない差でしかないけれど、体力の限界に挑んでいるロングのレースでは、表に現れないこの「時差」を知っているのと知らないでいるのとでは、準備に差ができてくる。

この時差、長崎の五島列島、宮古島とより西の方で行われる大会は、より顕著に出てくる。大会の開催時期を考えると、皆生ほど暑さの影響はないかもしれないけど、体内時計の狂いがパフォーマンスに影響を与えるかもしれないので、知っておいた方がいいと思う。

実際、走り出してすぐに具合が悪くなってしまったので、これは今後絶対に忘れないでいられる気づきと学びになった。


ここまでお読みいただき、ありがとうございます!

人生、曇り時々晴れがいい。



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